旧ソ連時代の要塞監獄の廃墟に潜入!エストニア・タリンの「パタレイ刑務所博物館」が凄い (全3ページ)

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エストニア タリン

結局一階は刑務所職員用のスペースだった模様。階段を上がり二階、さらに三階へ。

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二階。無機質な白い壁と市松模様のタイル。冷酷な印象を感じさせる。監視を兼ねたガラス張りの部屋が廊下の入口に設置されている。旧ソ連やナチスドイツが相次いで占領したこの国で、この刑務所はどのような役目を果たしたのか、想像すると鳥肌が立ちますね。

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各階の廊下は意外に長く、一階から三階まで、端から端まで隅々見て回ると一時間ではとても足りないくらいだ。刑務所が見学できる施設としては圧倒の充実度。

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で、やはり二階も大量の資材やガラクタが放置状態に。なぜかバナナの段ボール箱が大量に捨てられている。

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二階の多くも職員用スペースとして使われていたようで、当直室のような佇まいで、家具が放置されて少し生活感を漂わせる部屋も残されている。

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カーテンで仕切られたシャワールームも。洗面台など水回りがこれ以上ない程に汚れ放題になっていて気持ちが悪い。

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廊下の間から開け放たれたドアから溢れるように積み上げられた電子製品の残骸の数々。刑務所の閉鎖時にまとめて撤去する事は考えなかったのだろうか。

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さすが旧ソ連というお国柄だけあって、ロシア語のタイプライターが至る所に捨てられている。それはかつてのソ連からの侵略の歴史を封じ込めるように、忌々しい過去の記憶を刑務所もろとも捨て去ったかのように、侘しい最期を迎えている。

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そして二階の突き当りの部屋は…オペレーションルーム。手術室か!

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刑務所の廃墟に、手術室!!!!最高過ぎる展開である。この手術室で医療が必要な囚人に処置を施していたのか、はたまた別の目的に使われていたのか、色々と妄想が働いてしまいそうになる。

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手術台が大して破壊される事もなくそのまま残されているというのがたまらなく生々しい。囚人に対してここで何らかの人体実験をしていたとか、そんな妄想が頭をよぎる。だって旧ソ連とナチスドイツに支配された地域だもの。

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手術台の傍らには何故か座面が酷く焦げて溶け落ちたような状態の椅子が…単にDQNに荒されて焼かれたりしたのかも知れんが、何やら得体の知れないものを感じ拒絶反応を覚える。

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また、手術室にはいくつか薬剤の瓶がそのまま放置状態になっていて、これまた不気味さに拍車を掛けているのだが、瓶のラベルに書かれているのは全部ロシア語なのである。

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かなり年代の古い何らかの医療器具と思われる機械も、やはり書かれているのはロシア語。

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手術室は奥にももう一部屋あって、天井から伸びる照明(無影灯)は同じだが、手術台が簡素なベッドになっている。こちらは比較的軽い処置を施す為の部屋だったのだろう。詳しい用途は分からんがな。

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医療設備を備えた部屋がいくつもある二階部分だが、廊下に鉄格子の扉が一面に据え付けられている辺り、やはり刑務所のそれである事を物語る。

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DEEP案内シリーズ管理人。2009年から海外各地を訪問し始め、現在の訪問国は25ヶ国。2017年6月15日に単行本「『東京DEEP案内』が選ぶ 首都圏住みたくない街」(駒草出版)を全国発売。首都圏を中心に飛ぶような売り上げを記録し増刷決定。